東京支部で6月にZoomミーティングを行いました。その一部を公開いたします。
参加者
川満優太、川満ロタ、渡邊義明、渡邊エステルあきこ、山口紀子、峯野慈朗
石村修善(福岡本部)上坂栄太(ランプメイト) 計8名
活動紹介
(石村修善理事長)
福岡本部の事務所所在地は福岡県那珂川市
社会では司式者がいないお葬式がほんとうにたくさんある。そこにキリスト教の牧師が来てくれる。
福岡都市圏で30名の牧師が登録
現在、福岡、北海道、埼玉、神奈川、広島で活動
依頼があった時に呼びかけるが、ほとんどの人が来られない現状もある。来られる牧師を見つけるのが一つの悩みでもある。
多死、格差社会の新しい社会インフラを目指す。
【直葬(ちょくそう)とは】
・火葬するだけの葬送
・お見送りする人がいない
・経済的事情:生活保護、貯蓄ができないなど
【生活保護受給者への葬祭扶助(税金で20万円ほど)】
・棺
・ドライアイス
・骨壺
・遺体搬送
・火葬料
・葬儀社が役所に請求書を出す
・衛生的に安全に遺体を処理するためのもの
【まかわれないもの】
・生花
・会葬返礼品
・遺影
・宗教者への謝儀(布施)
◯福岡では、お坊さんを呼ぶ一番安い方法は火葬場に来てもらうもので5万円ほどである。
また、福岡では生協が作った抱樸館の方々やホームレスの方々のおとむらいが多い。
抱樸館福岡では、83部屋、最長6カ月間住み込みの後、生活保護で近隣のアパートへ。そのほとんどは高齢者である。
葬儀には近くにある箱崎キリスト福音教会の協力がある(無料で場所を提供してくださっている。)
造花も置かせてもらっている。参列者(10名弱)は施設のスタッフや施設の卒業生さんである。
◯抱樸館では記念会もやっている。
☆財産の有無や社会的地位に関わらず、人は創造者である神が造り命を吹き込まれたもの、ということを宣言し、生きていく人に希望を与えることができたら幸いである。結果として、人々が明るい気持ちになってほしい。
現在では、クリスチャンでない方もボランティアを希望されるようになった。
(キリスト教的人間観)
ビジョン
1.国内カバー率の向上
・5年内(2027年)に全都道府県内に
・本部支部の上下関係はない、信頼関係を得られる。信用力の補完
・現在福岡、北海道、埼玉、東京、神奈川、広島の6カ所
2.自治体窓口での紹介の制度化
・生活保護者の方々でも、まさかお坊さんが来ないとは思っていない。
知り合いの葬儀屋さんが「こんなボランティア団体ありますよ」とおとむらい牧師隊を紹介してくれた。10件の遺族に紹介し、4件がおとむらい牧師隊を呼んだ。
・自治体窓口に全部断られたこともあった。相談窓口にも断られ、民生委員も聞いてくれなかった経験がある。
→金子みちひと参議院議員と厚生労働省の保護課に掛け合った。担当の方が共鳴してくださった。
「ボランティア宗教者バンク(仮称)」の設立を推進。
・今年に入って、福岡市保護課に申し入れをした。
3.知名度の向上
①最近ではテレビに特集で取り上げられた。テレビ、新聞、ネット記事を通したPR。
②ホームレス支援団体、福祉施設などと連携
マスコミ
・西日本新聞2018年
・福岡のケーブルテレビ2022年10月
・NHK全国番組2023年6月
・朝日新聞、6月に取材を受ける予定
質疑応答
Qカルトの侵入への対策は?
A
2段階の防御策
・牧師たちへの問合せ
・おとむらい牧師隊のメンバーからの紹介
・万が一入ってしまった時は・・・、できるかぎり同席するようにしている。牧師のメッセージを聞くことができる。
・牧師隊はイエスさまを信じて救いを受け取るという立場
・同様に参列ボランティアのLINEグループがある、クリスチャン、ノンクリスチャンがいる。カルト宗教の侵入を防ぐためにも役立つ。
Q生前相談をされた方を訪問したいと思うが、どのように話を進めたらよいか
A
・一番は、亡くなられた時にどのように連絡をもらうかについて
・葬儀社決まっているか?
・決まっていなければ葬儀社を紹介することも。葬儀社から牧師に連絡できる。
・自分の葬式やお墓のことを気にされているが、自分が連絡できないということを意識されていない方が多い。
・アパートの部屋、自分の教会、近くの知り合いの教会・・・で葬儀が可能なことを説明。
Q記念会は今まであったか?
A
・お父さんが亡くなった方、1年経った頃に牧師に連絡があった。→教会で記念会を行った。
Qどのようなルートで依頼が来るか?
A
・福岡では、これまでの依頼はホームレス支援団体からの連絡が多かった。
以上